はじめに:突然の入院…何を準備すれば?
こんにちは、小児科医兼育児ブロガーのりんご🍎です。
「お子さんの入院」。その言葉を聞いた瞬間、親御さんの頭の中は真っ白になってしまうかもしれません。「何を持っていけばいいの?」「付き添いはどうなるの?」不安は尽きないと思います。
病院でも基本的な「持ち物リスト」は渡されますが、そこには書かれていないけれど、「あると劇的に入院生活が楽になるグッズ」がたくさん存在します。
今回は、医療現場を知る医師としての視点と、入院患者さんが実際に持ってきてきたもので私が「これは入院生活であったら便利そうだ!」と思った「役立つ入院グッズ」をご紹介します。
準備の参考に、そして少しでも心の余裕に繋がれば幸いです。
【必需品+α】生活の質を上げるグッズ4選
まずは、意外と忘れがちですが、あるとないとでは大違いのアイテムたちです。
① S字フック&洗濯バサミ
なぜ必要?
病室の収納は限られています。ベッド柵にS字フックをかけ、ゴミ袋やティッシュ、タオルを吊るすと「コックピット」のように手が届く範囲ですべて完結します。
ポイント
・100円ショップのもので十分。サイズ違いでいくつかあると便利です
② 延長コード(2〜3m)
なぜ必要?
・病院のコンセントにスマホやタブレットの充電器を挿すと、ベッドまで届かないことが多々あります。
医師の視点
・お子さんが点滴をしていると動きが制限されるため、ベッドの上でタブレットを見たり親御さんがスマホを使う機会が増えます。長めのコードは必須です。
③ 蓋つきのストローマグ・倒れにくいコップ
なぜ必要?
・ベッドの上での食事や水分補給は、こぼすリスクが高いです。特に点滴中は片手が使いにくいため、吸うだけで飲めるストローマグは重宝します。
おすすめ
・100均の「ペットボトル用ストローキャップ」も便利ですが、横にしても漏れないしっかりしたマグが安心です。
④ レジ袋・ジップロック(多めに!)
なぜ必要?
着替え、ゴミ、お菓子の食べかけ、濡れたタオルなど、用途は無限大。
ポイント
シャカシャカ音がなりにくいタイプだと、同室の子が寝ている時も気を遣わずに済みます。
【衣類・衛生】小児科医からのアドバイス
医療処置をスムーズに行うため、また院内感染を防ぐためのポイントです。
① 前開き・袖がゆったりしたパジャマ
点滴(ルート)をとる時や、胸の音を聞く時、前開きだと非常にスムーズです。
また、袖が細い服は点滴の管が通らないことがあるため、袖口がゆったりしたもの、あるいは半袖+羽織りの組み合わせがベストです。
② 箱ティッシュ & ウェットティッシュ(おしりふき)
なぜ必要?
病院には備え付けがないことがほとんどです。食事の食べこぼし、鼻水、ちょっとした掃除に、ウェットティッシュ(おしりふきなら手口も拭けて万能)は1パックでは足りないことも。多めに持参しましょう。
③ 保湿剤・リップクリーム
病院内は空調管理されており、一年中非常に乾燥しています。
お子さんの肌荒れ防止はもちろん、付き添いの親御さんも喉や肌が乾燥します。加湿器が持ち込めない場合、濡れタオルを干すのも効果的です。
【食事・暇つぶし】心と体を満たす工夫
入院中、最大の敵は「退屈」と「食欲不振」です。
① 「ふりかけ」と「割り箸・使い捨てスプーン」
なぜ必要?
病院食は薄味でお子さんが食べたがらないことがあります(医師の許可があれば)お気に入りのふりかけが救世主になります。
ポイント
毎回箸を洗うのは大変です。使い捨てのカトラリーがあれば、洗い物の手間から解放されます。
② タブレット・Wi-Fi・イヤホン
なぜ必要?
現代の入院生活において、動画配信サービスは最強の暇つぶしです。
注意点
院内にフリーWi-Fiがない病院もまだあります。事前に確認し、必要ならポケットWi-Fiのレンタルを検討してください。大部屋の場合はイヤホン(子供用ヘッドホン)も必須です。
③ 新しいおもちゃ・シールブック
ポイント
音が出ないものが鉄則。シールブックや塗り絵は静かに遊べるのでおすすめです。「入院した時のご褒美」として新しいおもちゃを一つ隠し持っていくのも良い作戦です。
【付き添う親御さんへ】ご自身のケアも忘れずに
お子さんのケアで精一杯になりがちですが、親御さんが倒れては大変です。
- 脱ぎ履きしやすい靴(スリッポンなど)
- スリッパは転倒防止のため禁止されている病院が増えています。かかとがあり、かつ手を使わずに脱ぎ履きできる靴が便利です。
- 羽織りもの(カーディガンなど)
- 病室はお子さんに合わせた温度設定(少し高め)か、逆に冷房が効きすぎていることがあります。体温調節できる服装で。
- インスタントコーヒー・紅茶・おやつ
- ほっと一息つく時間は絶対に必要です。売店に行く時間すら惜しい時、お湯だけで作れる飲み物は心の安定剤になります。
最後に:疑問点は遠慮なくスタッフへ
入院生活は不自由なことも多いですが、準備次第で快適さは大きく変わります。
最後に一つ、重要なアドバイスを。 「持ち込みの可否は必ず病院に確認してください」 ハサミなどの刃物類、電源の使用、加湿器の持ち込みなどは、病院によってルールが異なります。
お子さんが一日も早く元気になり、笑顔でお家に帰れることを心から願っています。準備、頑張ってくださいね!


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