整形 | ゆるっと小児科医ブログ

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【小児科医Blog:代謝・整形】O脚(内反膝)について

総論・O脚(内反膝とも言われる)とは、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しない状態のことを指します。診断の目安となる年齢と発達過程新生児から2歳頃までのO脚は生理的な...
整形

【小児科医Blog:整形外科,形成外科】多指症について

総論・多指症は、手や足に通常より多い指が存在する先天性の形態異常です。・発生頻度は1,000〜2,000出生に1例程度で、男児にやや多く見られます。¹⁾1. 発生機序・多指症は胎生14〜16週頃に発生します。通常、手掌原基に裂け目が生じて指...
救急

【小児科医blog:ER, 整形外科】肘内障について

疫学・6ヶ月〜5歳ごろに多く見られ、特に1-4歳に好発、1-3歳で約80%を占めるとされる。・女児に多い。病態・肘関節では、橈骨頭が輪状靱帯に包まれている。・幼児期の橈骨頭の形態はまだ小さく、輪状靭帯も脆弱である。そのため、手を回内位で強く...
整形

【小児科医blog:エコー, 超音波】筋性斜頚について

総論・斜頚とは、常に顔を左右どちらかに向けて首をかしげた状態を指します(cock-robin position)・小児の斜頚の内最も頻度が高いものが、胸鎖乳突筋の短縮により生じる筋性斜頚であり、頚部線維腫症(fibromatosis col...
救急

【小児科医blog:救急, 外傷, SCAT5】頭部外傷について(+Child SCAT5)

総論・子供の外相のうち、頭部・顔面の外傷が占める割合は成人よりも割合が高い。・これは、子供では体全体に占める頭部の割合が大きく、重心が高いため転倒すると頭部をぶつけやすいためである。・こどもの頭部外傷では、外傷性脳損傷を伴う確率は約1%くら...
小児

【小児科医blog:整形外科, 小児科, 新生児科】乳児股関節エコー, 先天性股関節脱臼について

総論・先天性股関節脱臼(developmental dysplasia of the hip : DDH)は、新生児および乳児期の股関節検診をはじめとして、小児科医および整形外科医の診察・診断機会の多い疾患である。・身体所見のみでは脱臼を見...
感染症

【小児科blog:整形外科, 画像診断】小児の股関節炎について

単純性関節炎総論・小児股関節痛の最多の原因。・先行感染(ウイルス性上気道炎、胃腸炎など)後、原因不明の片側の単関節炎として発症する。部位としては、股関節が最も多い。・平均年齢は5-6歳くらい。男児が女児の2倍多い。・痛みの程度は様々であるが...
小児

非外傷性環軸関節不安定あるいは亜脱臼

「首が傾いたまま動かない...」という小児のうち、髄膜炎や深部膿瘍などの緊急疾患以外のうち、環軸関節(頚椎の上から1つ目と2つ目)の重なりかたの異常・脱臼によって首が傾いてしまっている場合があります。多く見るわけではありませんが、まとめてみ...
整形

【小児科医blog:小児, 皮膚科, 感染症】小児の蜂窩織炎について

IntroductionPt:15歳男児, 蜂窩織炎の既往あり「腕が腫れて、赤くなっているんです、熱もあります」今回は、皮膚の炎症である蜂窩織炎についてまとめます。病態・真皮深層〜皮下脂肪組織の感症。侵入門戸となる外傷があることが多い。・発...
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