重症心身障害児 | ゆるっと小児科医ブログ

重症心身障害児

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重症心身障害児

【小児科医blog:医ケア児】筋緊張亢進について

総論・筋緊張亢進とは、身体の筋肉に力が入った状態が、出現する/持続する状態のことである・てんかん等で生じる痙攣とは異なる。・結果として、肢位の異常をきたす、疼痛や関節の脱臼・骨格の変形などをきたす。・筋緊張亢進は、痙縮(痙性麻痺)と固縮、ジ...
先天異常・染色体異常

【小児科医blog:新生児, 消化管, 小児外科】消化管閉鎖(食道閉鎖, 十二指腸閉鎖, 空回腸閉鎖)について

総論・消化管の閉鎖は胎生期の原始腸管の発生過程の異常に伴い、いずれの部位でも起こりうるが、食道・十二指腸・小腸での閉鎖が多い。食道閉鎖・出生3,500-4,500 人に1人の頻度で、約半数に食道閉鎖以外の合併症が認められる。・胎生5-7週ご...
心身症

【小児科医blog:漢方, 薬剤, 心身症】小児の漢方医学治療について

総論・漢方医学治療は、陽証という「攻撃的治療」と陰証という「保護的治療」に分けられます。陽証・瀉法(気血水の溜まりを出す)・清熱作用(冷やす)・燥火作用(乾燥させる)陰証・補法(気血水を補充)・温補作用(温める)・滋潤作用(潤す・栄養を与え...
新生児

【小児科医blog:新生児, NICU, 神経】低酸素性虚血性脳症(HIE)の重症度分類, 新生児仮死(Thompson:トンプソン分類・Sarnat score:サーナットスコア)

低酸素性虚血性脳症(HIE)に関しては以前のブログ記事にまとめてあります↓↓今回は、さらにふみこんで重症度分類についてをまとめます重症度分類・低酸素性虚血性脳症(HIE: hypoxic ischemic encephalopathy)の重...
先天異常・染色体異常

【小児科医blog:新生児, 先天性疾患】21トリソミー・Down(ダウン)症候群について

総論・21トリソミー(Down症候群)は、染色体異常によって引き起こされる遺伝子疾患の一種であり、先天性の身体的特徴と知的障害を引き起こします。・また、心奇形など各種合併症も生じる割合の高い疾患です。原因・21トリソミーは、染色体異常によっ...
新生児

【小児科医blog:新生児, 染色体異常】18トリソミー (18 trisomy) , Edwards症候群 について

総論・18番染色体の代表的な疾患、18トリソミー、Edwards症候群についてまとめます。・18番染色体は全DNAの約5%を占め、常染色体の中では21番染色体に次いで2番目に遺伝子数が少なく、約400の遺伝子が含まれます。・胎内にて羊水過多...
栄養

経腸栄養剤について

現在、経腸栄養剤は窒素源の分解の程度で分類するのが一般的である。その他にも、栄養剤の剤型、医薬品か食品扱いか、などの基準での分類もある。また、それぞれの病態に応じた経腸栄養剤もある。しかし、まずは一般的な窒素源の分解の程度の分類からまとめて...
小児

筋緊張の管理

アプローチの基本筋緊張に伴い、発熱や日常生活におけるケアの困難さをもたらし、患者の苦痛となる積極的に緩和、解決すべき症状と考える必要がある。筋緊張のもたらす長期的問題喉頭軟化症など、気道の軟化・狭窄摂食・嚥下障害拘束性換気障害、排痰困難胃食...
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