今回は、皮疹についてです。

1. 定義
皮疹(ひしん)とは、皮膚に出現する肉眼的変化である発疹(はっしん、ほっしん、rash, eruption, exanthem, exanthema)の表現方法のこと。
2. 皮疹の説明方法
皮疹についてカルテに記載するとき、なかなか「これはどういう風に説明すればよいのか?」と思うことが多々あるのでまとめてみます。
紅斑(血管拡張、充血)・紫斑(皮内出血)
直径≦2mm→点状出血、10-30mm程度→斑状出血
●疾患例
多型滲出性紅斑:四肢に対称性、圧痛なし。粘膜や眼瞼に及ぶ場合もあり。
原因:HSV、M. pneumoniae、薬疹(PC系、膠原病・・SLE、悪性腫瘍、妊娠)
結節性紅斑:両側下腿に非対称性の紅斑(紫も一部あり)。真皮・皮下組織の炎症性反応であり、圧痛を伴う。
原因:A群溶連菌感染症、非感染(炎症性腸疾患、ベーチェット病)
丘疹(結節性隆起性変化)
小丘疹:直径5mm以下
丘疹:直径5-10mm
結節:直径10-30mm
腫瘤:直径≧30mm
疱
小水疱:直径≦5mm
水疱:直径>5mm、透明な水様性の内容をもち、天蓋に被膜をもつ皮膚隆起
膿疱:水疱の内容が膿性(おもに好中球)
疱疹:小水疱または小膿疱が集簇した状態。


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