【小児科blog:皮膚, 感染症, 紅斑】結節性紅斑について | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科blog:皮膚, 感染症, 紅斑】結節性紅斑について

皮膚

結節性紅斑とは、潮紅と圧痛を伴う皮下結節〜硬結を特徴とする皮下脂肪織炎で、主として両側下腿伸側に生じる皮膚疾患です。

今回は、結節性紅斑についてまとめていきます。

特徴

・真皮、皮下組織の炎症性反応。炎症なので圧痛を伴う。

・大きさは1cm前後~数cmまで幅がある。

・色調は紫~紅色を示す。

・部位としては、両側下腿が多い。完全に対称性ではない。

疫学

・好発年齢は20−40歳代、小児の発症率は低い。

・成人例では女性が多いが、小児では男児と女児はほぼ同一。

原因

・感染症や全身性疾患などの数多くの基礎疾患を背景に発症することが知られています。

・小児では感染症に関連して発症することが多いです。

感染性

・GAS(A群溶連菌)→頻度として多い。

・抗酸菌(結核、ハンセン病)

・Yersinia属

・Mycoplasma属

非感染性

全身性疾患

・炎症性腸疾患

・ベーチェット病

・サルコイドーシス

・悪性腫瘍

薬剤性(ST合剤、ペニシリン系)

検査

血液生化学検査

・CRP上昇

・赤沈亢進

・白血球数増加

・ASO増加(溶連菌感染症で)

・ACE上昇(サルコイドーシス)

・マイコプラズマPA、LAMP

病理組織検査

・皮下脂肪の小葉間結合組織に炎症反応を生じる皮下脂肪織炎の像を呈する。

・初期病変では好中球、リンパ球が浸潤し、病気が進むと浸潤している細胞はリンパ球が主体となる。その後組織球が現れ、脂肪織隔壁に類上皮細胞と多核巨細胞の集簇病変を認めることがある。

治療

・下肢への運動負荷を避け、安静にするように指導する。

・非ステロイド系抗炎症薬あるいはヨウ化カリウムが第一選択薬。内服2-3日で疼痛や全身症状は改善傾向を示す。

・上記の薬で改善がみられない重症例では副腎皮質ホルモン薬を投与する。

・背景疾患があればその治療を。

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