久しぶりに、映画『神様のカルテ2』を鑑賞しました。
書籍では何度も読み返していましたが、ふと映画を見返すことになりました。
概要
・舞台は長野県の中核病院である本庄病院。
・栗原先生は多忙を極める内科医であり、365日地域の医療を守るべく、文字通り粉骨砕身働き続けています。
・夏目漱石を敬愛し、白衣のポケットには常に漱石の文庫本を入れて歩くという変人医師と言われています。
・しかし、どんな患者にも呆れずに寄り添い、ひたむきに医療に向き合う真摯さを持つ、優秀な医師です。
・病院の外では、妻のハルさんと共に、静かながらも優しい空間で生活しています。舞台である長野県では四季折々の時間がゆっくりと流れており、栗原先生と奥さんんお二人の生活が、その四季の空間にごく自然になじんでいるのです。私はこの長野の美しい四季と、柔らかな家族の生活が好きで、何度も見返してしまいます。
|
|
|
|
「医師も人間です」
・本庄病院を長年支えた古狐先生がある病気になった際、血液内科医であり、主人公の栗原先生の学生時代の同級生、進藤先生の言った一言
・我々医師は、どうしても患者さんの治療のため、救急当番や夜中の呼び出しなどで家庭を疎かにしてしまうこともあります。時には自分の健康までも…。
・しかし、どんな時でも、最も大事なもの、自分の家族だけでも忘れてはいけないはずです。あたり前すぎて普段考えることも忘れてしまいますが、患者さんも大事ですが家族も大事。せめて一緒にいる時の大事な時間は、貴重な時間であることを常に思わないといけないのではと考えさえられます。
人を一面だけで見てはいけない
・進藤先生は赴任当時、定時にきて定時に帰る。主治医である患者が亡くなった時は夜中は当番の先生に任せて病院に来ない(よく考えれば、当番の日以外も365日夜も駆けつけるというのは無理な勤務形態では??と思いもしますが…。)という勤務を行い、看護師から評判が悪い状況でした。
・しかし、それには理由があり、娘さんを家で見てくれる人がおらず、迎えに行かなければならないという理由があるのでした。
・そのことを誰か同僚の医師に伝えても…とも思いますが、個人的な事情を仕事に持ち込まないスタンスという真面目な先生だったのです。
・普段私たちが見ている他人の一面が、その人の全てとは限りません。普段見えない面にこそ、本当のその人がいるのかも…という想像力を忘れてはいけないと考えさせられます。
・私も小児科医として働く中、どうして子供にあんな態度を?と思う場面も少なからずあります。しかし、それぞれの家庭の事情は100%はわかりません。その背景も想像してあげることのできる余裕を持つことのできるよう、精進していきたいです。


コメント