【小児科医Blog:薬剤, 腫瘍】MTX(メトトレキサート)大量療法 | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医Blog:薬剤, 腫瘍】MTX(メトトレキサート)大量療法

腫瘍・がん

開始基準

・血清クレアチニン値が年齢別正常範囲かつ上昇傾向でない

・D-Bil < 1.5 mg/dL

・胸水、腹水などの水分貯留がない

投与前準備

・MTX投与開始3時間前までに3,000 mL/㎡/日の補液を開始する。

・アセタゾラミドによる利尿促進

・尿のアルカリ化(尿pH ≧ 7.0を維持)

薬剤等の中止・回避

・以下の薬剤はMTX排泄遅延や重篤な副作用発現にかかわるので中止・回避する。

・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)

・抗菌薬(アモキシシリン、ピペラシリン、タゾバクタム・ピペラリシン、シプロフロキサシン、バンコマイシン)

・ST合剤(MTX投与の6日前から必ず中止)

・プロトンポンプ阻害剤

・尿を酸性化させる薬剤など(フロセミド、エタクリン酸、サイアザイド系利尿薬)

血中濃度基準値

・MTX投与開始後、以下の血中濃度を目標とする。

投与開始後時間    目標血中濃度
24時間 ≦15μM
42時間 ≦1μM
48時間        ≦0.4μM
66時間        ≦0.25μM

注意点

・ホリナートカルシウムの増量投与や救援投与の延長

・MTX投与排泄遅延の可能性を考慮すべき症状および検査所見

 →急な下痢、激しい嘔吐、血清Cr上昇、重度肝障害や急性腎不全

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