【小児科医blog:皮膚】保湿剤の種類・製剤ごとの特徴について(+α:塗布量目安, FTUについて) | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医blog:皮膚】保湿剤の種類・製剤ごとの特徴について(+α:塗布量目安, FTUについて)

皮膚
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小児科では、アトピー性皮膚炎、乳児湿疹をはじめ保湿剤を使用する機会が多いです。

そんな保湿剤ですが、軟膏・クリーム・ローションなど、色々な種類があります。

私自身、「どのように使いわければ良いの?」と思うこともあったので、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました(マルホさんの資料を参照です)。

医療関係者の皆さま|マルホ株式会社

 

ヒルドイドの剤形による使い分け | マルホ 医療関係者向けサイト

製剤ごとの特徴

1. 軟膏

メリット:一般的に刺激が少なく、被覆性が高い。

デメリット:べとつきを感じやすい

→べとっと皮膚に残ってくれるので、衣服や汗でも落ちにくいのが特徴。乾燥が強く、ここはしっかりと保護したい!という場所に使ってます。しかし、べとっとした感じが嫌な子にはbad…

 

2. クリーム(油分が多い)

メリット:皮膚に馴染みやすい

デメリット:軟膏より刺激になる可能性がある。

→広範囲をぬりたい、かつ保護もしたい場合に使用。軟膏よりは確実に塗りやすい、しかし軟膏よりは落ちやすい。

 

3. クリーム(水分が多い)

メリット:洗い流しやすい

デメリット:軟膏より刺激になる可能性がある。

 

4. ローション(油分が多い乳液タイプ)

メリット:広範囲に塗布しやすい。ある程度の被覆性がある。

デメリット:多少の傷口でも塗布すると、刺激になりやすい。

→頭皮に対してクリームでは髪などに付着して、肝心の皮膚に届かないことがあります。そんな時は液体タイプのローション製剤。夏場はさっぱり感もあり、塗られている子どもも気持ち良いです。

 

5. ローション(水分が多い水溶液タイプ)

メリット:広範囲に塗布しやすい。さらっとした塗り心地である。

デメリット:多少の傷口でも塗布すると、刺激になりやすい

 

6. フォーム

メリット:広範囲に素早く塗布しやすい

デメリット:多少の傷口でも塗布すると刺激になりやすい

→泡タイプの製剤。こちらも夏によく処方するかも。広範囲の乾燥に使うと、気持ち良いそうなので、しっかりとぬってくれます。しかし、傷があるとしみるので、そこは注意!

 

塗布量目安:FTUについて

ちなみに、それぞれの使用量についてもまとめてある仕様がマルホさんから提供されています。外来で説明しても、患者さんは忘れてしまうこともあるので、下のような資料を渡してみても分かりやすそうです。

よく処方するチューブタイプでは、1FTU(Finger tip unit:人差し指の先端から遠位指節間関節までの長さ)で0.5gということを知っておくと便利。1FTUは大人の手のひらの面積を塗るのに適した量と決まっており、塗る量の正しい目やすとなります。

→例えば、顔に毎日塗る場合、1FTUを毎日使うことになります。1日2回なら、2FTU/日。1週間では14FTU使うことになるので、14FTU=7g、つまり25製剤の保湿剤なら、3週間は使用できることになります。

Twitter 上的 やさひふ|皮膚科専門医|医学博士|Lumedia編集長:"【保湿剤の塗り心地】  例えばヒルドイドは「傷口にも滲みにくい低刺激のしっとり軟膏」から「オイルフリーでニキビ肌にも使いやすいさっぱりフォーム」まで4種類で、お子さんの好みは様々。塗り心地が  ...

 

 

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