溶連菌感染症について | ゆるっと小児科医ブログ
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溶連菌感染症について

小児

溶連菌は、咽頭炎の原因として代表的な感染症です。

咽頭炎を診察で認めた場合は鑑別としなければならない感染症ですが、今回はこの溶連菌についてまとめます。

①頻度

・2-10歳に多い。

・5歳以上では発熱と咽頭痛があれば積極的に検査

・5歳未満では、周囲の流行や軟口蓋の点状出血や白苔があれば検査

②経過

・潜伏期間は2-5日

・抗菌薬開始後、24時間以内に解熱することが多い。

・発症3日以降では治療効果が低下する。

・溶連菌感染症では「猩紅熱」というパターンをとることがある。発熱や苺舌が先行し、その後発疹が出る。舌は最初白い苔ができ、その苔が落ちるとぶつぶつとした赤い下が見えてくる。発疹は発症から24-48時間で、体に砂をまいたような小さい赤い湿疹ができる。首からはじまり、四肢に広がる。痒みもあり。

③登園・登校の目安

・適切な抗菌薬治療開始後24時間以降に可能。

④注意点

・通常子供の12-20%が溶連菌を保菌しているので、発熱を認めない子どもに検査すると偽陽性となる。

・発症後に溶連菌感染後糸球体腎炎を発症することがある。2週後に尿検査を行う。しかし、必ず必要かは議論がある。溶連菌感染後の尿検査で発見された腎炎の95%が無症候性で、治療を要さず寛解したという報告もある。

⑤処方

・AMPC(アモキシシリン) 30-50mg/kg/day 最大1000mg 分2-3 10日間

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