【小児科医blog:感染症, コロナ】小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)まとめ | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医blog:感染症, コロナ】小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)まとめ

感染症
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV2による感染症です。

RNAウイルスで遺伝子変異が頻繁に生じるため、一度感染しても生涯で繰り返し罹患することがあるので、注意が必要です。

今回は、小児でのCOVID-19感染症の総論についてです。基本的なことをまとめて、後々後遺症など色々調べたいと思っています。

疫学

・明確な流行時期は今のところ不明。季節性なのか、人の移動に伴うものなのか、まだ一定した見解はない。

・現在流行している新型コロナウイルスは重症度が低いが、ウイルス変異により重症度や疫学の変化があり、今後もウイルス変異を繰り返すことで以前のように重症度が増す可能性も十分ある。

潜伏期間:中央値5日間 (1~14日間)

感染可能期間:症状出現の2~3日前から、発症後約10日間

フローチャート

・下記は小児科学会の提唱しているフローチャートです。

・SpO₂数値と息切れ症状、肺炎像、重症化リスク因子の有無を元に、薬物治療をするか経過観察・対症療法をするか決定していきます。

・小児では薬物治療としてはレムデシビルが推奨されています。

症状

・基本的な症状は一般的なウイルス感染症による感冒とほぼ同じで、発熱・咳嗽・鼻汁/鼻閉・咽頭痛・頭痛などが挙げられる。胸痛、息切れ、腹痛、嘔吐、下痢を伴う場合もある。

・乳児では、発熱に呼吸器症状を伴わない場合もある。

・味覚異常は11歳異常の患児で多く見られる傾向がある。

・COVID-19感染症の関連症状としては、クループ症候群、乳幼児の無呼吸、熱性けいれんなどが報告されています。詳細は下記に記載します。

診断

・咽頭所見のみでの、他ウイルス性上気道感染症(感冒)との鑑別は困難です。

・流行状況と症状を合わせて、検査前確率の高い症例には、抗原検査やPCR検査を行います。検体は鼻咽頭拭い液が最適です。

・血清抗体価は保険適用外ですが、MIS-Cの診断などに用いる場合もあります。

薬物療法

こちらも小児科学会のデータ参照です。

・最も一般的に使用される薬剤はレムデシビルです。小児では、入院・酸素投与が必要な重症例で使用します。

レムデシビル

●用量:

体重3.5-40kg:初回量 5 mg/kg/day 分1、翌日以降 2.5 mg/kg/day 分1

体重≧ 40kg:初回量 200 mg/day 分1、翌日以降 100 mg/day、分1

●投与期間:

肺炎例には5~10日間。重症化リスクのある軽症例には3日間投与。

・また、重症例やICU入室例にはデキサメタゾンも使用する場合があります。

合併症:熱性けいれん、脳炎・脳症、MIS-C

 

他の治療については、以前のブログにまとめてます↓↓

罹患後症候群 (Long-COVID)

・COVID-19感染後、疲労・運動能力の低下を伴う呼吸困難、集中困難を伴う認知障害、睡眠障害などを起こす場合もある。

以上です。COVID-19に関しては、またいつかもう一度。

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