・現在、コロナウイルス感染症の治療薬は全国の保険調剤薬局で処方可能となってきています。
・あくまで軽症〜中等症の患者さんに限りますが、自宅療養を行う際には必要な方には内服加療を適切に提供できるようになっています。
今回は、外来での内服加療を行う際の治療薬選択についてまとめます。
新型コロナウイルス感染症の症状などの特徴については以前のブログ記事を↓↓
内服適用
下記の2つの項目に該当すると、内服適用となります。当てはまらない場合、対症療法のみで問題ありません。
・発症から3-7日以内
・病状の進行が予期される
重症化リスクの低い場合
・対症療法を行いながら、エンシトレルビル内服を行います。
エンシトレルビル(ゾコーバ)
・発症から3日以内
・12歳以上に使用可能
・処方検討時は薬剤師とも連携。
禁忌
・本剤の薬剤に過敏症の既往
・12歳未満
・妊婦・妊娠可能女性
・特定の薬剤を投与中
・腎または肝機能障害+コルヒチンを投与中
重症化リスクの高い場合
・以下のような順番で使用する
①ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビット)
高度な腎機能障害or併用薬が禁忌→②レムデシビル(ベクルリー)
通院による点滴治療が困難な場合→③モルヌピラビル(ラブゲリオ)
ニルマトレルビル/リトナビル(パキロビット)
・発症から5日以内に使用
・12歳以上かつ40kg以上で使用
禁忌
・本剤の成分に過敏症の既往
・12歳未満
・高度な腎機能障害
・特定の薬剤を投与中
レムデシビル(ベクルリー)
・発症から7日以内に使用する
・点滴なので3日間連続受診が可能な場合
・パキロビット・ゾコーバと異なり12歳未満でも使用可能
禁忌
・本剤の成分に過敏症の既往
・重度腎機能障害
モルヌピラビル(ラブゲリオ)
・発症から5日以内に使用する
・18歳以上で使用
禁忌
・本剤の成分に対する過敏症の既往
・妊婦
・18歳未満
最後に
どれにも該当しますが、薬剤師との連携を行いながら処方に気をつけて行っていきたいですね。
小児科的には、年齢制限的にレムデシビル(ベクルリー)の使用が主になるでしょうか…?そうなると、連日の点滴というのもなかなか大変なので、やはり悪化リスクの高そうな小児は入院がベターとなってくるかとは思われますね。



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