Introduction
今回は、救急外来で使用する可能性の高い薬剤の小児用量についてまとめます。
普段使う頻度の少ない薬剤だからこそ、時々振り返りが必要ですよね
救急で工夫できるポイント
・救急外来で重症患者を前にして薬剤を使用するとき、成人のように決まった処方量があれば迷わないですみますが、小児では体重により薬剤の投与量も変わります。
・救命の現場では冷静さが大事ですが、同時に考えることもたくさん。そんな場面で、絶対に薬剤の投与量を間違えないには工夫が必要でしょう。
・工夫の一つが、薬剤投与量が一目でわかるマニュアルを持っておくことです。
MED-P strip
・カラフルな防水のシート。こどもの横に並べてシートを伸ばすことで、患児の身長に合わせたところの色で救急薬剤の投与量が一目でわかる。
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MITAS MED-P strip 公式サイトHP

薬剤の使用量
アドレナリン
適応:心肺蘇生時(心静止、PEAではなるべく早く投与。除細動適応ならDCを優先)
用量:0.01mg/kg静注または骨髄内、0.1mg/kg気管内(現在は気管内投与は推奨されていない, 吸収率が1/10と低いため)
適応②:アナフィラキシー
用量:0.01mg/kg筋注(大腿外側) 最大0.3-0.5mg
必要に応じて5-10分後に投与。効果なければ持続投与 0.02-0.2 μg/kg/分
アトロピン
適応:高度徐脈(心静止やPEAでは使用しない)
用量:0.02mg/kg 静注 最大0.5mg/回
アミオダロン
適応:難治性心室細動、難治性無脈性心室頻拍
用量:6mg/kg 静注 最大300mg
グルコン酸カルシウム(カルチコール)
適応:高K血症、カルシウム拮抗薬中毒、低カルシウム血症
用量:0.2 mL/kg 静注(8.5%カルチコール) ゆっくり静注 10-20分ごとに4回まで
ブドウ糖
適応:低血糖
用量:10% ブドウ糖 4mKL/kg 静注(新生児~乳幼児)
20%ブドウ糖 2mL/kg (乳幼児~学童)
50%ブドウ糖 1mL/kg (学童~思春期)


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