【小児科医blog:神経, 救急】頭蓋内圧亢進症について | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医blog:神経, 救急】頭蓋内圧亢進症について

救急

症状

・意識レベル低下

・第3脳神経麻痺(瞳孔散大・不同、対光反射鈍麻)

・呼吸パターンの異常

・高血圧、徐脈

・異常な運動反射

・大泉門膨隆、頭蓋骨縫合線の離開

・頭位拡大

・乳頭浮腫

・第6脳神経麻痺

診断

・頭蓋内圧20 mmHg以上

・意識レベル:GCS8点以下(JCS30以上)の場合

・GCS2点以下の急激なレベル変化(低下)

・瞳孔散大、瞳孔不同、対光反射鈍麻

・片麻痺

・Cushing現象:高血圧、徐脈、不規則呼吸など

診断補助検査

・頭部CT

・頭部MRI検査

・頭蓋内圧測定

治療

・頭蓋内圧(ICP: Intracranial pressure)測定を行い、頭蓋内圧20mmHgを超えた場合に頭蓋内圧を下げる治療を開始する。脳室カテーテルや脳実質内のcatheter tip transducerによる測定法が望ましい。年齢を考慮して、脳灌流圧は40-65mmHg以上を維持することが望ましい。

・鎮静薬、鎮静薬、筋弛緩薬の投与

・頭部挙上>30度

・呼吸管理:PaCO2 38-43mmHgで管理

・体温管理療法:38.5度以上の高体温を避ける

・高浸透圧療法:マンニトール、グリセロール

・脳室ドレナージ

・減圧開頭術

浸透圧薬について

・マンニトールとグリセオールの2種類を用いる

 D-マンニトール

 薬剤名:20%マンニトール

 用量:1-3g/kg(5-15mL/kg) 20分で点滴静注 6時間毎

 ・浸透圧性利尿薬、浸透圧比約4、生体内でほとんど代謝されずに糸球体よりろ過され、尿細管で再吸収されない。

・脳容積を縮小して脳圧を降下させる。

10%グリセリン

薬剤名:グリセオール

用量:0.5-1g/kg/dose(5-10mL/kg/dose) 8-12時間毎に点滴静注

・浸透圧比約7

・細胞内に取り込まれても代謝されてエネルギーになる

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