Intoro
・急性陰嚢症とは、陰嚢が急に痛み腫れる症状のことである
・精巣(もしくは精索)捻転症、精巣付属器捻転症、精巣上体炎などの疾患によって起こる
・特に精巣捻転症の場合、発症後6-8時間いないに治療しないと精巣が壊死してしまうので早急に対応することが必要
超音波検査の手順
エコーデバイスについて
・リニア型高周波プローブを用いる。
・緊張すると精巣挙筋反射で精巣が上方に持ち上がるので、リラックスした状態で検査できるように心がける。この時、片方だけ持ち上がらない(=精巣鋸筋反射陰性)場合は精巣捻転の可能性がある。
エコーの当て方
・両側を確認→左右ずつ
・まずは足側から両方の精巣を確認できるように、正面下からプローブを当てる。
・エコーゼリーを多く当てて、なるべく精巣が動かないようにする。
・左右それぞれ確認する時は、横から長軸方向にエコーを当てる
エコーで確認すべきポイント:精巣・精巣上体
精巣実質の左右差
・正常では均質なエコー像、石灰化や嚢胞は認められない。
・捻転では不均質に見えることがあるが、早期では認めないので要注意
精巣内、付属器血流の左右差
・捻転では精巣内の血流が減弱〜途絶。小児では10-24%で血流信号を認める場合があるので、必ず途絶するわけではないことに要注意。
・精巣上体炎では、精巣上体の血流が亢進する
・精巣上体は通常は精巣より低エコー
陰嚢内液貯留の確認
・陰嚢水腫、もしくは炎症性の滲出液の場合もある
精巣サイズの確認
・長径・厚径を確認する。
エコーで確認すべきポイント:精索
精巣捻転の確認
・血管のWhirlpoolサインの有無を確認
→しかし、「捻転=Whirlpoolサイン陽性」というわけではない。描出できていない場合も考え、全体的に診察すべき。
精巣静脈の確認
・蛇行や拡張があれば静脈瘤を生じている可能性がある
鼠径管内の確認
・鼠蹊ヘルニアや停留精巣がないかみる。
参考文献
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