日本小児科学会雑誌 Injury Alertより参照です。
Injury Alert(傷害速報)|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY
公益社団法人 日本小児科学会公式サイト
今回も実際の症例をチェックしておきましょう!
※「(→)」の記載は個人の感想です。
事例
年齢:0歳1ヶ月 性別:男児 体重:6.2kg 身長:62cm
(→まだ新生児。十分注意は行なっていても起きてしまう事故…)
原因対象物
抱っこ紐
臨床診断名
外傷性くも膜下出血、外傷性頭蓋骨骨折
周囲の状況
<周囲の状況>
自宅の玄関前で、母親は抱っこ紐で抱き抱えており、2歳の兄が近くにいた。
病歴と経過
<発生時の様子と経緯>
自宅の玄関前で、母親は抱っこ紐で抱き上げていた。鍵を落とし、しゃがんで前屈みになった時に、児が抱っこ紐から転落した。コンクリートの上に頭から落下し、頭頂部を打撲した。近医を受診したのち、当院を紹介された。
(→抱っこ紐は基本的には落ちないように設計されていますが、前屈みの時は注意が必要。特に緩めに固定している場合は要注意。また、兄が一緒にいたことで少し注意が赤ちゃんから逸れていたのかもしれません。そして鍵を落とすという不測の事態も不注意につながったのかも?)
治療経過と予後
来院時、両側前頭部にくも膜下出血、骨折線が認められ、入院して、輸液、ケイツーの投与を行、経過観察した。経過中、けいれん、意識障害はなく、出血の増悪は認められず、保存的に経過観察し、退院した。発達に関して、経過観察されている
同様の事例
クーハン(新生児と一緒におもちゃやタオルなども詰め込めるバックのような形状のもの)からの転落。
・クーハンを肩にかけていたところ、紐が外れて落下した。
(→だっこひもに関わらず、直接自分の手で児を抱えていない限りは、思っていない転落事故が起きる可能性あり。)


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