【小児科医blog:電解質, 輸液, 内服】低リン(P)血症について | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医blog:電解質, 輸液, 内服】低リン(P)血症について

救急

・低リン血症とは、血液中のリン濃度が非常に低い状態をいいます。

分類

・低リン血症は、急性と慢性に分類されます。

急性低リン血症

・特定の病気から回復する際に体は大量のリンを消費するため、以下のような病態から回復する際に急性低リン血症が発生する可能性があります。

・重度の 低栄養
・糖尿病性ケトアシドーシス
・重度の 熱傷

・Refeeding症候群(飢餓状態から急激にグルコースが血中で増えると、インスリン分泌が刺激され低P血症となる)→RFSについては下記記事に詳しく書いてあります。

慢性低リン血症

・慢性低リン血症では、血液中の リン濃度が時間をかけて低下します。

・慢性の低リン血症は、通常、リンの排出量が過剰になることで起こります。原因は以下の疾患です。

・副甲状腺機能亢進症
・慢性下痢
・利尿薬の長期使用
・テオフィリンの長期使用

症状

・意識障害

・骨格筋障害(近位筋優位の筋力低下)

・横紋筋融解症

・イレウス

・嚥下障害

・横隔膜の筋力低下による呼吸障害

治療

・症状と血清リンの値によって治療内容が変わる。

無症状だが血清P<2.0 mg/dL

・経口リン酸製剤(ホスリボン®️) 顆粒:100mg/包(0.48g) 

 用量:20-40mg/kg/日(上限3000mg/日) 分3-4

 副作用:消化器症状(腹痛、下痢)、アレルギー性皮膚炎

症状あり血清P 1.0-1.9 mg/dL

・経口リン酸製剤(ホスリボン®️) 同上

症状あり血清P<1.0 mg/dL

・リン酸ナトリウムまたはリン酸二カリウム 0.25-0.5 mmol/kg(0.5-1.0 mEq/kg) 8-12時間かけて

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