【小児科医blog:神経】胃腸炎関連けいれん | ゆるっと小児科医ブログ
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【小児科医blog:神経】胃腸炎関連けいれん

神経

診断基準

・明確な基準はないが、以下の基準を満たす場合、胃腸炎関連けいれんと診断される

以下のすべてを満たす

A. 胃腸炎症状が先行する

B. 無〜低熱性けいれん(少なくとも1回は38度未満でけいれんが起こっている)

C. 重度の脱水や低血糖、電解質異常、髄膜炎、脳炎・脳症、てんかんがない。

総論

・通常6ヶ月〜3歳ごろに発症する

・原因はロタウイルスやノロウイルスなどのウイルス性胃腸炎であることが多い。

経過・特徴

・通常、胃腸炎発症2-5日後にけいれんが生じる

・けいれんは短時間で、通常30秒〜3分で頓挫する。

・全身性、左右対称性のけいれん発作が基本であるが、部分発作を起こす症例も報告されている。

・発作間欠期は意識清明で、神経学的異常所見を認めない

・発症すると、70-80%で24時間以内にけいれんを繰り返す。

・てんかんに移行することはなく、予後良好な疾患。

注意点

・痛みや啼泣でけいれんが誘発されることがあり、採血やルート確保、カルバマゼピン内服を嫌がる子供に無理やり飲ませるなど、侵襲的な処置の後に再度けいれん発作を起こす場合があるので注意

治療

・胃腸炎関連けいれん発作は、群発するもおのの1回のけいれんはすぐに治まるため、ミダゾラムやジアゼパムは必ずしも必要ではない。

内服加療

・群発の予防には、カルバマゼピンかフェノバルビタールを使用する。

カルバマゼピン(テグレトール)

用量:5mg/kg, 1回 内服

・錠剤であれば粉して投与

・内服困難な場合(嘔気強いとき等)には、胃管挿入での投与もあり。

フェノバルビタール250mg(生食25mLで溶解して,10mg/mL)

用量:10mg/kg(1mL/kg)

投与速度:60mL/hr

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