単純ヘルペスウイルス感染症について | ゆるっと小児科医ブログ
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単純ヘルペスウイルス感染症について

小児

C.C

「昨日から熱があって、口の中を痛がっているんです」

Introduction

今回は、ヘルペスウイルスの感染症のうち、歯肉口内炎を引き起こす単純ヘルペスウイルス感染症についてまとめます。

  1. 総論・症状
    • 単純ヘルペスウイルス1型の初感染で発症する
    • 症状:歯肉や口腔粘膜、唇の裏側、舌に水泡や潰瘍が多発する。
    • 歯肉は発赤腫脹し、出血することもある。高熱と疼痛を伴う下顎・頸部リンパ節腫脹を認める。
    • 水疱は2-3日で浅い潰瘍へと進行する。
    • 発熱は4-5日、口の中の痛みは1週間-2週間続くが、発症72時間以内の治療は重症度と罹病期間を改善する。
    • 水疱が咽頭後壁や口腔粘膜の後部に限局するヘルパンギーナと比較して、単純ヘルペスの水疱は広範囲であるのが特徴的。
    • リンパ節腫脹は数週間続くことがある。
    • 疫学:生後6ヶ月〜5歳に多い。潜伏期間は2-10日
    • 登園・登校許可:発熱時は禁止。解熱し口内炎症状だけであればマスクをしてなら可。
  2. 治療
    • アシクロビル(ACV:ゾビラックス®︎) 80 mg/kg/日、最大800mg/日 分4 5日内服
    • 入院必要例では、点滴静注で行う。

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