職場の仕事で、市町村の健康診査を行わせていただくことになりました。
小児の健康診察についてまとめてみます。それぞれの年齢で、どのくらいのことができるのか、小児科医がチェックしている項目の一部ですが、紹介します。
・健康診査は、母子保健法という法律に基づいて市町村が行います。
・乳児、1歳6ヶ月、3歳児に健診を行います。(乳児期は推奨、他は必須)
・乳児健診は、1,4,7,10,12ヶ月ごろを目安に行われます。
・発達のキーポイントとなる時期での健診であり、運動・言語・社会性などについてご両親から問診で情報を聞き出したり、実際に診察で確認をします。
・それぞれのキーポイントとなる発達の特徴を以下にまとめます。
1ヶ月健診
・体重増加、栄養の評価
・遷延性黄疸の評価
・ビタミンKの内服
・先天性股関節開排制限の有無の確認
4ヶ月健診
・追視の確認
・音への反応の確認
・定頚の確認
7ヶ月健診
・寝返り、お座り
・顔に乗せられた布を払い除けられる
・嫌がったり、遊んだりする
・おもちゃへの関心
・人見知りをする
10ヶ月健診
・つかまり立ち、ハイハイ
・乳歯の萌出状態の確認
・離乳食の進み具合
12ヶ月健診
・ひとり立ち、つたい歩き
・簡単な言葉が言える
・おもちゃで遊ぶ
1歳6ヶ月健診
・ひとり歩きができる
・なぐり書きができる
・3個以上の有意語
・物の名前がわかる
・名前を呼ばれると振り向く
・音への反応や乳歯萌出状況の確認
3歳健診
・名前と年齢が言える
・丸が描ける
・積み木ができる
・視聴覚検査での確認


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