ゆるっと小児科医ブログ | ページ 23 | 小児科医の日常・勉強ブログ
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新生児

【小児科blog:新生児, 耳鼻科】喉頭軟化症(Laryngomalacia)について

総論・喉頭軟化症とは、主に乳幼児にみられる上気道の異常で、喉頭組織の脆弱性のため吸気時に喉頭蓋が内側の気道内へ引き込まれ、吸気性喘鳴などの上気道閉塞症状をきたします。・生後数週間から数ヶ月で発症します。・SpO2低下のほか、哺乳不良の症状を...
小児

【小児科blog:成長・発達, 健診, 運動・言語・社会性】健康診査について, チェックポイントまとめ

職場の仕事で、市町村の健康診査を行わせていただくことになりました。小児の健康診察についてまとめてみます。それぞれの年齢で、どのくらいのことができるのか、小児科医がチェックしている項目の一部ですが、紹介します。・健康診査は、母子保健法という法...
救急

【小児科blog:NICU, ER, 薬剤】小児の電解質異常について

高・低Na血症、高・低K血症などの電解質異常は決して稀ではありません。また、入院時は電解質異常がなくても、輸液療法を何も考えずに継続すると医原性に引き起こしてしまうこともあります。それでは、電解質異常はどんな点に注意して、治療方法は何がある...
新生児

【小児科blog: 皮膚, 新生児】新生児の皮膚所見について

・新生児の皮膚の異常といえば、乳児湿疹、おむつかぶれなどが多数を占めますが、他にも皮膚所見の異常をきたす疾患があります。・皮膚所見の異常はいくつかありますが、今回は、発赤をきたすものをピックアップして紹介します。新生児中毒性紅斑・生後数日以...
呼吸器

【小児科blog:新生児, 呼吸器】気胸, エアリーク症候群(空気漏出症候群)について

総論・肺エアリークは、エアトラッピングや不均等なガス分布により肺が過膨張して破綻し、エアが肺胞から肺胞外のスペースへ漏出することにより生じる。・エアの漏出がどの部位に起こりスペースができるかによって、気胸、縦隔気腫、間質性肺気腫、心嚢気腫に...
小児

【小児科blog:新生児, 神経】新生児の臀部の異常について, stigma, dimple

・新生児健診では、赤ちゃんのおしりをチェックすることも重要です。・肛門部だけではなく、臀裂の中も開いて仙尾部も観察する必要があります。注意して観察するポイント・陥凹(先天性皮膚洞、臀裂偏位、脊髄破裂、先天性表皮欠損症)・膨隆(血管腫、脊髄髄...
新生児

【小児科blog:新生児, 皮膚】新生児の臍の異常について, 臍肉芽, 臍炎について

どれくらいの時間が経過すれば、臍の緒(臍帯)は取れてくるのか?・新生児の臍は、好中球が臍帯基部に遊走、浸潤し、臍帯を溶かすことによって生後1週間くらいで取れてきます。・しかし、臍帯が取れるのに3週間以上の時間がかかるときには、好中球機能の障...
新生児

【小児科blog:新生児, 栄養】HMS-1, HMS-2(母乳強化物質)について

目的・超低出生体重児は、体内で十分な栄養素の備蓄なく出生し、生後も臨床的にフルの栄養にできないことが多い(慢性肺疾患, 無呼吸etc)。特に、タンパク質、Ca(カルシウム)、P(リン)が不足する。そのため、発育不全や骨減少症のリスクとなる。...
新生児

【小児科blog:神経, 新生児】神経管閉鎖不全(二分脊椎, 脊髄髄膜瘤)について

神経管閉鎖不全とは?・胎生3-8週の神経管形成時期に脊椎や脊髄の形成が障害されることにより生じる病態。・脊椎の構成要素である椎弓や椎体の形成不全により、脊椎管が開放した状態を二分脊椎という。・二分脊椎の状態で症状が出現している、または症状が...
小児

【小児科医blog:神経, 薬剤, 成人期移行】抗てんかん薬の内服治療について

今回は抗てんかん薬についてのまとめです。てんかん自体については、以前の記事でまとめてます。治療のポイント・2回以上の発作で治療を開始し、発作型分類を念頭に、症候群診断、長期的予後を推定し、副作用、患児の年齢と性別、併存症に配慮した薬剤選択を...
血液

【小児科医blog:血液, 皮膚, ER】小児の紫斑について. 鑑別方法は何か

紫斑は圧迫して退色しない紫色の皮疹です。※対して、圧迫で消退するのは紅斑や毛細血管拡張です。鑑別・紫斑について鑑別疾患を考える際、2つのポイントが重要になります。・一つは紫斑が隆起している(=触知可能)ものなのか・もう一つは発熱の有無です。...
感染症

【小児科医blog:新生児, 検査】新生児の腰椎穿刺

今回は、髄液を採取することで髄膜炎や頭蓋内出血などを検索する目的の検査、腰椎穿刺の手順などについてまとめます。適応・中枢神経感染症が疑われるとき・くも膜下出血が疑われるとき・出血後水頭症の減圧を試みるとき・代謝疾患の診断目的この中でも、中枢...
小児

【小児科医blog:新生児, 循環器】新生児の心雑音について

Intro新生児で心雑音を聴取される場合、必ずしも、『心雑音=心臓病』というわけではありません。しかし、心雑音が心疾患を発見するきっかけになることも当然あり、見逃すことのできない所見であります。ところがある問題が....。新生児の心雑音の聴...
泌尿器

【小児科医Blog:泌尿器】精巣捻転について

症状・精巣の痛みを訴えるのは、病状が進行した状態の時で緊急度が高い。・その前に、下腹部痛の訴えで受診することも多い。これは、精巣が発生学的にTh10-12の神経の位置(交感神経の求心性節後繊維)でつくられ、腹部から股間まで下がってきているた...
小児

【小児科医blog:感染症,抗菌薬】溶連菌の評価スコアリングについて

鼻汁も咳嗽もなく、咽頭痛だけある発熱....といえば溶連菌が代表的な疾患, common diseaseの一つですね。溶連菌は, A群β溶血連鎖球菌(GAS: group A streptococcus)は小児の咽頭炎の2-3割を占めるとも...
救急

【小児科医blog:救急, 中毒】小児の中毒について

初期対応:中毒を疑う患者がきたら、まずどうする?・何よりも、まずはABC、バイタルサインの評価→安定化、全身管理が基本です。・そこが落ちついている場合、中毒に対しての治療を始めていきます。活性炭・内服1時間以内、もしくは徐放製剤(テオフィリ...
内分泌代謝

【小児科blog:内分泌, 救急, ER】糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)について

DKA:diabetic ketoacidosis 総論・DKAとは、何らかの侵襲がきっかけとなり、インスリンの絶対量が少なく、高血糖・高ケトン血症、代謝性アシドーシスになってしまう病態。・高血糖による浸透圧性利尿で脱水となる。・小児では脱...
感染症

【小児科blog:感染症, 神経】無菌性髄膜炎, ウイルス性髄膜炎について

疫学・年齢別の報告数では0歳が最も多く、14歳以下の小児が全体の50-70%を占める。・原因としてはエンテロウイルスが最多で、起因ウイルスが同定されたものの内、55-90%を占める。・他にパレコウイルスの流行も多く、エンテロと合わせると夏を...
呼吸器

【小児科医blog:新生児, 感染症, RSウイルス感染症】パリビズマブ(シナジス)について

Introduction・パリビズマブはRSウイルス感染予防のためのモノクローナル抗体である・RSウイルスの流行期に、4週ごとに筋肉内投与をする・予防接種ではないので、他の予防接種と並行して投与可能である投与方法・筋肉内注射・投与量(mg)...
小児

【小児科医blog:神経・難病】SMA(脊髄筋萎縮症)について

定義・脊髄の前角細胞の変性による筋萎縮と進行性の筋力低下を特徴とする疾患病因・原因遺伝子は5番染色体長腕5q13に存在するSMN(survival motor neuron)遺伝子の異常で、常染色体劣性遺伝である・SMNタンパクをコードする...
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